まぜ麺好きが飽きずに通う名店「松風」
私にも行きつけのまぜ麺屋がある。しかし、もっと違った新しいまぜ麺を知りたい。という探求心を掻き立てられる。
アレンジがしやすく、様々なバリエーションが出せるまぜ麺だからこその魅力が、探求心をくすぐるのかもしれない。
私が「松風」を知ったのは後輩の熱烈なおすすめがきっかけだった。
「絶対にはまる。」そう断言できるお店はそうそうないはずだ。
誰しも好みが違うし、「自分は美味しいと思う」程度の勧め方が無難だが、彼は言い切った。
しかも彼はそこに毎週のように通っているらしい。
ちょうど新しいまぜ麺を探していたところだったので、日程を合わせて行くことになった。
店内の雰囲気
店内は薄暗く、店員も職人気質で無口な様子。
店の広さは12畳ほど。カウンター席のみで、8人で満席になるくらいだ。
注文は食券を買うシステムで、キャッシュレス派の方はATMに行ってから松風に来ることをお勧めする。
注文を終え、そこに座ると何とも言えぬ緊張感を味わうことになる。
「孤独のグルメ」にはまだ経験が足りない私のような人は、2人から3人で行くのが吉だ。
定番から頂く。
私は初めてのラーメン屋で定番以外の変わり種を頼んでしまう癖がある。
これは辞めといたほうがいい。なぜなら定番メニューに比べて、料理が運ばれてくるのが遅い。
特にまぜ麺が定番の店でつけ麺を頼もうもんなら、15分待たされることになる。
定番から頂くのが一番良い。当たり前のことを長々と申し訳ない。メニューが運ばれてきた。
今回ばかりは松風定番のまぜ麺を頼んだ。(ほかにもラーメンなどのメニューはある。)

食レポ
これは空腹を増進させてくれる見た目だ。素晴らしい。
これを遠慮なく混ぜて、間髪入れずに頬張る。すると真っ先に、ネギとニンニクの大好きな臭さが鼻を抜ける。
そしてダシが絡みついた細麺が噛めば噛むほど旨い。
その後に、ツンとした辛さが程よく追って来る。(辛いのが苦手な人には結構辛い)
本当にうまい。薬味がこれでもかと入っているので、クセになるのも頷ける。
リピート不可避の激旨まぜ麺だった。また行こう。そう思わされる味である。
まとめ
実は麺を食べ終わった後に旨辛の出し汁が残るようになっている。計算されているようだ。その証拠に、「追い飯」なるシステムが存在する。
追加で50円払えば白米をその出し汁に投入することができるシステムだ。20代の男でこれを我慢できる者がいるだろうか。
到底いるとは思えない。この締めの「追い飯」。これによって完全に心を掴まれた。
好立地なこの近辺はラーメン屋が入り乱れている。そこで差を出すには、味はもちろんコスパ、店の雰囲気など多岐にわたるが、
最強の定番メニュー。それががある店は勝ち残る。そう思わされた中の町の名店だった。