
海外通販サイトの「マイプロテイン」。
名前は知っているけど、海外の通販サイトということで、購入をためらっている方も多いのはないでしょうか。
海外ならではの、
「送料が高いんじゃないの?」
「関税はかかるの?」
「発送には時間がかかる?」
など、いろいろなことが気になりますよね。
「マイプロテイン」で初めて購入する方のために、ここでは「関税対策」について詳しく見ていきます。
国内で買い物をする分には全く意識することのない関税ですが、海外のサイトから購入する際には避けては通れない仕組みです。
せっかく大幅な割引セールで購入しても、関税でふいになったら悲しいですよね。
実際私も、最初は関税のことを全く意識していなかったため(知らなかったため)、割引セールで購入したものの、関税を支払うことになり、とても損した気分になったのを覚えています(関税額が割引分を超えることはなかったですが…)。
恥ずかしながら、関税って国同士の取引でしか発生しないものだと思っていました。
無知って怖いですね…(泣)
そこで、私の経験や知人から聞いた話、ネットで調べた内容を元に、関税対策として以下3つを解説していきます。
「個人輸入」であれば、関税は免除されるケースがあるんです!
この記事を読んで、よりお得に買い物をしましょう!
・関税がかからないようにする方法
・関税がかかるケース
・注文量に要注意?
関税がかからないようにする方法
結論から申し上げますと、購入金額を「16,666円以下」にすれば関税はかかりません。
「なんだこの中途半端な金額は?」
と思った方もいますよね。
どういうことか、具体的に見ていきましょう。
(「16,666円以下」にしても関税がかかるケースもありますので、本記事をしっかり読んでくださいね。)
まず、「課税価格が10,000円以下」であれば関税が免除されます。
「個人輸入」の場合は、これが大前提です。
そして、この「課税価格」の算出方法は、税関のパンフレットに記載があります。
「ご自身の個人的使用の目的で輸入する貨物の課税価格は、海外小売価格に0.6を掛けた金額となります。」
これを計算式にすると、
販売価格×0.6=10,000円 であれば関税がかかりません。
販売価格=10,000円÷0.6=16,666円 ですね。
まずはこの金額を頭に入れておいてください。
しかし、16,666円以下であっても関税がかかるケースがあるため、それをこれから説明していきます。
関税がかかるケース
「16,666円以下」であっても、関税がかかるケースが2つあります。
・為替の影響
・衣料品
それぞれ説明していきますね。
為替の影響
関税は、商品が税関を通る際に計算されます。
そのため、商品購入時は「16,666円以下」であったとしても、税関を通過する際に円安になっていたら「16,666円」を超えてしまいます。
そうなれば当然、関税の対象になります。
「16,666円ギリギリの注文は避けましょう」
という声を聞くことがありますが、それはこういう理由だったんですね。
では、いくらにすれば安全圏といえるのか?
ネットやSNSで調べると、「15,500円くらいなら大丈夫」という意見が多いです。
「毎回15,550円で注文しているが、一度も関税がかかったことがない」と。
しかしこれ、実体験としては(それなりに)説得力はありますが、よく考えれば根拠はないですよね。
2020年以降、コロナの影響で為替は全く先読みできない状況です。
数日のうちに円が(「マイプロテイン」はイギリスなのでポンドに対して)暴落する可能性はあまり高くないとは思いますが、そこは慎重に構えた方が良いでしょう。
私は14,000円を超えないように注文しています(慎重すぎ!?)。
注文から税関を通過する数日で、10,000円程度の買い物が2,500円以上上がる(=25円円安になる)というのはあまり考えられないですが、私は関税でがっかりしたくないので、慎重に買い物しています。
ただし、マイプロテインは「無料ギフト」をやっており、そのギフトをもらえるラインが「15,550円」くらいなんだとか。
そのため「15,550円」を基準にコメントしている方が多いのだと思います。
無料ギフトが欲しい方は、このギリギリのラインを攻めてみるのも良いでしょう。
一つ注意点として、無料ギフトは一つあたり150円の手数料がかかります。
もちろんこの金額も関税の計算には含まれますので、それを見越して注文する必要がありますね。
「無料」と言っておいて手数料取るんかい!って感じですけどね。
私はこの手の「無料サービス」には興味がないため、これまでもらったことはありません。
「為替に注意する」
これが一つ目の関税がかかるケースです。
衣料品
二つ目のケースは、衣料品を購入した場合です。
衣料品に関しては、金額に関わらず一律約10%の関税がかかります。
プロテインのみの購入であれば考える必要はありませんが、プロテインと一緒に衣料品(スニーカーやキャップ、カッコいいですからね)を購入すると、衣料品にのみ関税がかかります。
一緒に購入したからと言って、プロテインも関税の対象になるわけではないのでご安心ください。
例えば、プロテイン8,000円、衣料品5,000円の場合、5,000円に対して約10%の関税がかかります(合計の13,000円に、ではないです)。
「関税対策」にはなりませんが、輸入品を購入する際の豆知識として頭の片隅に留めておいてください。
「衣料品には約10%の関税がかかる」
これは頭に入れておきましょう。
注文量に注意?
最後のポイントは、注文量(重さ)によって関税がかかるのか、について説明いたします。
知人の話とマイプロテインの公式サイトを見る限り、この「重さによる関税」はないと考えています。
ネットやSNSを見ていると、「10kgを超えると関税の対象になる」というコメントを目にすることがあります。
しかし、筋トレ大好きな知人曰く、「毎回10kgは超えているけど、それで関税はかかったことない」とのこと。
(私は関税を恐れて10kgなんて大容量の注文を出したことがないため、まったく経験がありません。)
また、マイプロテインの公式サイトにも、重量による追加費用については触れられていません(特定商取引法に基づく表記)。
これらを考慮すると、「10kgを超えても関税の対象にはならない」と考えるのが自然でしょう。
とはいえ、10kgものプロテインを購入すると16,666円はゆうに超えますので、注文量如何ではなく金額で関税の対象になりますね。
まとめ
マイプロテインで購入する際の「関税対策」について説明してきました。
いかがでしたか。
少しは不安が解消されたでしょうか。
もう一度、3つのポイントを確認してみましょう。
・関税がかからないようにする方法
購入金額を「16,666円以下」にする。
・関税がかかるケース
為替
関税は注文時ではなく税関を通る際に計算されるため、為替の変動リスクを考慮する
衣料品
金額に関わらず約10%の関税がかかる
・注文量に要注意?
「10kg以上の注文は関税がかかる」は根拠がないため、気にしなくて大丈夫
インターネットの発達によって、世界中の商品を購入できる時代になりました。
もちろん、並行輸入している業者はたくさんありますので、その業者から購入するという手もあります。
そうすれば「関税」を支払う必要はありません。
しかしたいていの場合、手数料を取られるため割高になりますし、業者が扱っていない商品は手に入りません。
その点、「個人輸入」すれば直接取引できますので、余計な手数料は発生せず、しかも好きな商品を購入できます。
「関税」という、一見ハードルが高そうな仕組みも、中身を理解してしまえば決して難しくはないのです。
「輸入ライフ」を一緒に楽しみましょう!