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【鬼滅の刃】鬼が嫌いなのは豆じゃないの?藤の花を考察!嫌う理由が確かにあった!

5月に入り藤の花が綺麗に咲きましたね

今年は例年より早い開花のようです

「藤の花」は漫画「鬼滅の刃」に登場する鬼殺隊と鬼との戦いで重要になっていくキーアイテムの一つです。

作中の鬼滅の刃の鬼は、藤の花に怯えたり、嫌がったり、近づかない描写で描かれております。しかしながら嫌いな理由を一切描いておりません。

いつか漫画、アニメ、映画の中で苦手や嫌いな理由を明かされるだろうと、ワクワクドキドキさせてましたが作品は終わってしまいました。

謎のままで悶々とします・・・。

私が鬼滅の刃に出会うまでの間の鬼のイメージは、桃太郎に登場してくる鬼か、2月3日の節分。

そこで、作者の吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)さんが なぜ藤の花をキーアイテムにしたのか?

数ある花の中で藤の花を「鬼が藤の花が嫌い」と設定したのか考察していきます!!

現実の鬼と鬼滅の鬼の特徴

鬼の歴史って?

鬼は日本の妖怪の一つですね。日本の昔話でも「桃太郎」や「一寸法師」などなど、物語の脇役として登場してきています。

子どもの頃に私も「日本昔ばなし」で観ていた鬼のイメージは恐い、つよい、悪いというイメージでした。

神社やお寺にも門のところにいますね!

子どもの頃は通るたびに「恐いな」が強かったので、疑問に思わなかったんですが、角や牙をもち、ふんどししてこん棒を持っている。

お寺を守る怪力の持ち主としても描かれています。

鬼は邪気や厄の象徴とされていて、主な災害や飢饉など全て悪い出来事は鬼の仕業として考えていたようです!

鬼の苦手なものはイワシの生臭い匂いと柊のとげが大の苦手です。昔の風習に「イワシの頭を焼いて、匂いを強くしたものを柊の枝に刺して玄関先にとりつけて、鬼が入ってこないようにしてました。(作中と匂いで近づけさせないというシチュエーションは似てる)

鬼は十二支に例えられています。頭が牛で腰が虎。鬼が住むのは鬼門である丑寅の方角です。

鬼門である丑寅の方角は時刻に当てはめると深夜2時から4時くらいです。(なるほど、日の光が届かない夜にしか活動できない設定に似ている)

鬼滅の鬼

  • 日の光で死ぬ 消滅する
  • 日輪刀という日光の力をこめた特別な鉄で首を切ると死ぬ
  • 人間から鬼となった
  • 人を食べる
  • 血鬼術という魔法のようなものを使う
  • 藤の花の香りが苦手

今回は藤の花が嫌いな理由を考察するものなので、上記のように鬼滅の鬼のことを簡単にまとめました。

節分ってそもそも何の行事?

昔は立夏、立秋、立冬、それぞれの前日のことを節分と言っていましたが、現在では立春(2月4日頃)の前日を節分と呼ぶ。

平安時代、季節の変わり目に「邪気」が生じやすいと考えられ、悪霊ばらい行事として豆をまいたそうです。

節分に豆をまく習わしは、中国から伝わったと言われます。

豆には魔除けの力が備わっている信仰があり、語呂合わせの「魔目」「魔滅」魔を滅するということで、鬼の眼にぶつけて魔を滅することから大豆を使うようになりました。

豆まきの豆は「炒って」あります。これが大事です。

火には魔除けの意味があり、火で「炒る」ことは「射る」という意味があり、鬼を滅すると繋がってくるわけです。

藤の花とは

特徴は?

  • 何科 房のような花を下垂させて咲かせる小さな花の集合体で、2センチ程度のマメの花 マメ科でフジ属(花房を振袖姿の女性に例える。豆だった。) 
  • 育て方 強い日当たりを好み、日光を遮るものがない場所に、藤棚というものを設置して、花が咲くと垂れ下がりとても綺麗(日を好む。鬼と正反対だ)
  • 匂い 「甘く爽やかなジャスミンに似た芳香」嗅ぐと筋肉の緊張を和らげて疲れを癒し、痛みを和らげる(ある意味匂いが強烈。私は好きだ)
  • 花言葉 「歓迎」「恋に酔う」「忠実な」「優しさ」「決して離れない」(女性らしさや、鬼殺隊の忠誠心や、鬼舞辻無惨の執着心などを思わせる)
  • 毒 食べるとレクチンという糖鎖結合性タンパク質により、吐き気やめまいを引き起こし、重症になると胃腸炎になる(毒の効果はあるけど殺すことはできない)

大昔から咲いているのか?

藤の花は日本の歴史と深く関わっている花です。平城京で書かれたと言われた古事記にも登場してきています!

『万葉集』にも「藤波の 咲き行く見れば ホトトギス 鳴くべきときに近づきにけれ」とあるように、歴史的にみて平安時代で歌もよく出てきている。

平安時代の上流階級は、喪に服する期間だけは藤衣を着用したと言われるくらい、藤は神聖な衣服としても扱われていた。

平安時代を調べていたらここで気になる点が。

平安時代の上流階級の貴族はおそらく藤原家。「藤」という字にひっかった訳ではないです。

家紋が気になります。後ほど考察します!

藤の花以外の花で候補はなかった?

藤の花は日本古来から咲く花ですが、国代表の花ではありません!もしかしたら日本代表ベストイレブンには選ばれるかも知れませんが!

鬼滅の刃は日本の平安時代から大正時代をベースに描いています。花をキーアイテムにするには国花と呼ばれる代表の花を使っても良かったんじゃないかなと考えます。

そもそも日本の花の定義があるんでしょうか?

実はありません。でも事実上日本の花だ!という存在の花はあります。日本の硬貨100円には桜が描かれている。50円硬貨や皇室の紋章として菊。

他にも日本らしいなというところで「椿」「梅」があげられるかと思います。他にも日本には花がありますが、この4つの花の花言葉と花の種類を調べてみましょう。

  • 桜・・・バラ科「精神美」「優美な女性」「純潔」です。(華やかなイメージで鬼滅の世界には合わない)
  • 菊・・・キク科「高貴」「高潔」「高尚」です。(貴賓溢れる上品さは産屋敷に当てはまりそうですが)
  • 椿・・・ツバキ科「気取らない優美さ」「控えめな素晴らしさ」です。(華やかすぎますね)
  • 梅・・・バラ科「高貴」「高潔」「忠実」です。(菊と似ているとこありますね)

とずらっと調べてみました。マメ科は藤の花だけですね。毒を持っているのも藤の花だけでした。

藤原家の家紋と藤の花の家紋の家似てる

上記にも書いたが、鬼殺隊を奉仕する藤の花の家紋の家と代表とされる藤原家の家紋が下がり藤で似ています!

作中に産屋敷は藤原家とはどこにも書いていないし、産屋敷と藤の花の家紋の家に繋がりがあるとも書いていません。

あくまで推測です。

でも平安時代の貴族と産屋敷は重ねてしまいます。

藤の花の家紋の家とは

藤の花の花紋の家には過去に鬼殺隊によって助けられたことがある人が鬼殺隊に感謝を込めて、

衣食住や傷の手当て、任務の準備を手伝ってくれることを約束し、家に藤の家紋を飾っている。という設定になる。

アニメで出てきたおばあちゃんの家だけでなく、いろんな箇所で使われている。

アニメのシーンで「切り火」というものがある。「いってらっしゃい」という意味が込められているだけでなく

魔除けの意味があります。これは実在する風習で、古くは平安、江戸時代にも記録があります。

意味も作中と同様で魔除けや清めの効果があるとされていたみたいです。

鬼殺隊に奉仕を約束する。という設定の家の家紋が藤の花なんですが、こういう場合は他のアニメや漫画、新選組のように

鬼殺隊のシンボルマークを取り入れたりするのが普通のような気がします。

まとめ

  • 鬼滅の鬼も日本の歴史上の鬼も夜に行動する(日に弱い)(日の光が入った日輪刀)
  • 藤の花がマメ科で節分の豆とリンクさせている。
  • 藤の花も日の光をたっぷり浴びた毒を持つ植物。
  • 火で「炒る」ことは「射る」という意味があり、鬼を滅するは火を使う「日の呼吸」とリンクするものがある。

藤の花と鬼、歴史を調べてきた。

鬼滅の刃の作者吾峠呼世晴さんが、数ある花の中で藤の花を物語のキーアイテムにしたのか考察してきました。

「鬼が嫌いなのは豆じゃないのかな?」と単純な知識で想像して、藤の花を調べたら「マメ科だった。」

吾峠呼世晴さんが作中に鬼が藤の花嫌いな理由を書いていないため、もはや書いていないことによってストーリーの奥深さを感じました。

今後も劇場版や鬼滅の刃の続編も描かれるかも知れませんが、「鬼が藤の花苦手な理由」は謎のままでいてほしい。

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